リボルビング払いとは

リボルビング払いはクレジットカードでよく用いられている借金返済方法です。

財布

クレジットカードやカードローンを利用している人にとっては、リボルビング払いが最も身近かもしれません。

そんなリボルビング払いについて見てみましょう。

借金の解決方法

リボルビング払いとは

リボルビング払いは返済方式のひとつで、あらかじめ設定した定額を毎月支払っていく方式のことです。

クレジットカードでもよく用いられる借金返済方式です。

通常の分割払いだとそれぞれの買い物ごとに分割の回数を指定し返済していくのですが、リボルビング払いの場合は買い物の残高全体をまとめて月々返済していきます。

分割払いとリボルビング払いの比較

リボルビング払いの特徴を知るには、クレジットカードの分割払いと比較すると分かりやすいです。

同じ月に2回の買い物をしたとしましょう。

例)分割払いの場合

  • 買い物A:5万円の品物を3回払い指定して購入、5万円+利息を3分割して支払う
  • 買い物B:6万円の品物を5回払い指定して購入、6万円+利息を5分割して支払う

金利は回数が少なければ少ないほど低いです。 最初の請求日には、Aの1回目の返済額とBの1回目の返済額の合算値を支払わなくてはなりません。

例)リボルビング払いの場合

  • 買い物A:5万円の品物を購入
  • 買い物B:6万円の品物を購入

合計11万円にリボルビング払いの利息が加算されます。 請求日にはあらかじめリボルビング払いで指定しておいた定額を支払い、その中から利息と元金にそれぞれ充当されます。

分割払いは買い物すればするほど月々の返済額が増えていきますが、リボルビング払いの場合はずっと一定です。

リボルビング払いのメリット・デメリット

リボルビング払いのメリットは、毎月の借金返済額が一定で済むという点です。

買い物が増えた月でも返済額が増えることはなく、家計を圧迫することはないでしょう。 ただし、家計を圧迫しないのは、一時的なことです。

リボルビング払いは買い物をすればするほどどんどん残高が追加されていくのに、毎月の返済額は増えません。 そのため、なかなか借金が減っていかないのです。

借金の額も把握しづらく、返済期間も長くなりがちです。 回数指定で金利が低くなる分割払いとは違い、最初から金利が高く、結果的には借金返済総額が大きくなってしまうのです。

一見便利なリボルビング払いを利用すると借金の意識も少なく、気がついたら借金の総額が膨れ上がっていたなんてことも多いです。

「返したら借りる」の繰り返しで10年以上借金返済から抜け出せない人もいるのです。 借金地獄に陥らないためには、できるだけリボルビング払いは利用せず分割払いを利用するのがいいでしょう。

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