借金用語集「や行」

借金関係「や行」

【や】

約定金利

契約自由の原則に則り、基本的に金銭貸借も当事者間の自由な取り決めて貸付金利を決めることができます。 約定金利とは、当事者間の契約で取り決めをした利率の事です(ただし、利息制限法の上限金利を超えた金利での契約は認められません)。 また、契約上、約定金利が決められていない場合は、法定利率であるところの年5%(民法)、あるいは年6%(商法)が適用されます。

約定返済

分割払いでの借入金契約時に、毎回の支払額をいくらにするかを決めることを言います。 債務者はミニマムペイメント(最低支払額)として、毎回約定返済で決めた固定額を返済する義務があります。

約款

普通取引約款、あるいは普通契約条款とも言われます。 多くの顧客と契約を締結するために、契約書を取り交わす企業が前もって策定した契約条項の事です。 企業は約款を用いることで、効率的かつ合理的に多数の顧客と契約を結ぶことができます。 運送(引越し)の申込み契約書、保険契約書、金銭貸借契約書など、その他、多くの業界で約款は活用されています。

闇金融

略して闇金(ヤミ金)とも呼ばれます。 法定上限金利をはるかに超える超高金利で融資を行う違法業者です。 大抵の場合は行政への登録を行っていない未登録業者ですが、中には登録をしているにも拘らず違法な高金利で暴利をむさぼっている業者もいます。 無審査、即日融資などの甘い宣伝広告で客を引き込もうとしているので、騙されない様に気を付ける必要があります。 中小規模の貸金業者の場合は、甘い言葉の裏には必ず何かあると思って間違いありません。

【ゆ】

郵券

郵便切手の事です。 法律用語ではありませんが、裁判所などで郵券という言い回しが使われています。 裁判所に民事訴訟を提起する際には、裁判所が被告に対して送付する訴状用の郵便切手を裁判所に納める必要があります。 この郵券は「予納郵券」と言われます。

優遇金利

貸付金利が一般の顧客より低く設定されている優遇的な金利の事です。 借入利用実績が多くあり、返済も予定通り行われているなど、長年の取引実績により優良顧客と判断された場合には、元本の利息に優遇金利が適用されることがあります。 優遇金利は、優良顧客を抱え込む方法として、多くの貸金業者で採用されているサービスです。

融資

リース料としての利息を得ることを目的として金銭を貸し出すことです。

優先的破産債権

国が徴収する利子税や社会保険料、破産が企業の場合は社員の給与などが優先的に配当される破産債権となります。

【よ】

養育費

子供を育てるために親が負担する費用の事です。 子供の学費、食費を含めた生活費、病院代などの医療費は子供が成人、もしくは学業を終業するまで親が面倒を見る必要があります。

預金債権

お金を銀行に預けている方は、銀行に対して預金債権があります。 預金債権は、銀行に対して預金口座に預けているお金の払い戻しを請求することができる権利です。

与信

借入を申し込んできた顧客に、信用を供与することを与信と言います。 金融業界で信用とは、一般的に融資枠(最大融資可能額)の事を意味します。

与信限度額

キャッシングやカードローンで借入れを申し込んだ際に、審査結果によって与えられる借入最大可能額の事です。 返済能力が高いと判断される程、与信限度額は高額が設定されます。 与信限度額は、借入限度額や最大融資枠などと呼ばれることもあります。

与信審査

借入を希望する人に、貸したお金を返済するだけの経済的な能力があるかを融資会社がチェックすることです。 申込書に記載された自己申告内容と信用情報機関から入手した情報によって、融資可能の是非を決めます。 また、融資可能な場合は、与信限度額をいくらに設定するのかも決定します。

予納金

裁判所で何らかの手続きを進める際に、前もって納める手続き費用のことです。 自己破産の申し立てをしたり、民事訴訟などを起こす際にも予納金は必要となります。 申し立てた手続きを裁判所が進める最中に金銭が必要となった場合は、予納金で充当をします。

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