借金関係「ら行」
濫用
妥当な使用範囲を超えて多用することを濫用と言います。 キャッシング市場では、総量規制が施行される前まで消費者金融会社による融資の濫用が多重債務者を生み出す原因となっていました。
ライアビリティ
英語のliabilityが日本語化したものです。 本来の意味は債務や負債、あるいは責任や義務です。 金融業界では、金銭の貸し出し責任、あるいは金銭の借り受け責任と言う意味で用いられます。
利益相反
一方に利益が出れば、他方に損失が発生する関係の事を言います。 双方で利害が対立している状態のことです。
利息
金銭を貸した時に貸出料として貸出相手から徴収するお金の事です。 金利あるいは利子と同義です。
利息制限法
貸付金利の上限を規定している法律です。 貸付金額の額により上限金利は15%、18%、20%の3段階に分かれています。 仮に貸金業者が利息制限法を超える高金利を設定していたとしても、超えた分の金利は無効となり認められません。
リボルビング方式
キャッシングやクレジットカードで一般的に採用されている返済方式です。 返済は月一回のペースで行います。 返済額は固定額を支払う「定額方式」の場合と、元本あるいは元本と金利の合計に所定の比率を掛けて算出した額を支払う「定率方式」の場合があります。 また、借入残高が多いほど固定の返済額を増やす、あるいは借入残高が多いほど返済比率を高める「残高スライド方式」があります。
両端入れ
融資の際の利息計算時に、借入初日と最終返済日の両方を含めて算出することを両端入れと言います。 例えば、1日に借り入れをして、1週間後の7日に返済をしたとします。 この場合、両端入れだと7日分の利息を支払わなければなりません。 貸金の利息計算は、一般的には両端入れを用います。 一方、借入れ日あるいは最終返済日を含めない利息計算方式は、片端入れと言います。
リース
リースとは、自動車や家財道具などの家庭内で必要とする物、あるいはパソコンやコピー機などの仕事上必要とする物をリース会社と契約を結ぶことにより一定期間レンタルすることです。 借りている物の所有権は借り手には移転せず、リース会社にあります。 契約では貸出期間を決めてリースが行われます。 借りた物が不要となり途中解約した場合は、大抵の場合、違約金の支払いが必要となります。
累積赤字
赤字の累積額の事です。 当期より前の期から繰り越している貸借対照表上の赤字の事を言います。
劣後的破産債権
優先的破産債権、財団債権、そして一般債権が全て返済できた後に配当される債権の事です。 裁判所で破産手続きが開始された後に発生した利息や延滞料などが劣後的破産債権に該当します。
連帯債務者
借入をした債務者と同等な責任を持つのが連帯債務者です。 債権者は、債務者ではなく連帯債務者に対して返済を迫ることができます。 債権者の請求に対して連帯債務者は「借入をした本人(債務者)から先に請求をしてください」という抗弁は言えません。
連帯保証人
連帯保証とは、金銭を借り入れた債務者と連帯で債務の返済を保証するという事です。 連帯保証をした人は連帯保証人と言われ、債権者にとっては債務者と同レベルの催促をすることが出来ます。 単なる保証人だと保証人に請求する前に債務者に請求する様に抗弁をすることができますが、連帯保証人の場合は、債権者の催促に対して抗弁権はありません。 連帯保証人が複数いる場合でも、各々債務者と同じ立場であるため、債権者は連帯保証人の一人に対して全額返済を要求することができます。
ローン
ローンと言う言葉は、銀行融資での高額借り入れの事を指す場合が多いです。 例えば、住宅ローンやマイカーローンなどです。 高額借り入れの為、返済期間は数年以上と長期化する傾向があります。