債務整理とは
債務整理とは、借金(債務)を整理する方法全般のことです。
その整理方法は様々で、自己破産や個人再生、任意整理もすべて債務整理の種類のひとつということが言えます。
債務者本人が手続きをすることもできますが、弁護士や司法書士に依頼して代わりに手続きをしてもらう方法もあります。
債務整理を考えるタイミングは、あまり遅くならない方がいいでしょう。 なぜなら返済困難で精神的に追い詰められ過ぎると、手続きがうまく進められなくなるからです。
もし何ヶ月も借金返済の自転車操業を続けてこの先この状況が改善される見込みがないなら、債務整理を考えてもいいでしょう。
また、借金のケースによって最適な問題解決方法は異なるので、自分に合った方法を見極めることも大事です。
メリット
債務整理は、今の債務を整理してより返済を楽にすることが目的です。
債務整理をすると、借金額を減らせる見込みがあります。 利息カットをすれば元金のみに返済額が充当され、より短期間で返済することも可能です。
自ら債務整理の手続きを行えば、弁護士や司法書士に依頼した時に支払う手数料を抑えることも可能です。
返済額を減らすことができれば、それまで感じていたストレスからも解放され、新しく将来の計画を立てることができます。
デメリット
自ら手続きをして債務整理することもできますが、素人が消費者金融などを相手に対応するのは、結構難しいものがあります。
借金苦で追い詰められた精神状態で行動を起こすのは、かなり厳しいでしょう。 そうするとどうしても弁護士や司法書士に依頼しなくてはいけなくなりますが、それには着手金や報酬など様々な手数料が掛かります。
つまり、借金を減らそうと思っても、いくらかの現金が必要になるということです。
また、債務整理をするとそのことが信用情報機関に登録され、およそ5年から7年間は情報が保管されることになります。 そのことによって、新規の借り入れは難しくなります。
ですから債務整理で返済額を減らしていくのもいいのですが、返済を続けるのに問題の無い状況の人はむやみにしない方がいいこともあります。
この先返済の目途がつかない、精神的負担が大きい、借金がなかなか減らないという人の場合なら、多少のデメリットはあっても手続きに踏み出した方がいいでしょう。