借金を繰り返さないために
多額の借金を抱え込んだ方はその原因について分析をすることが大切です。
そうでないと、同じことを何度も繰り返してしまいます。
世の中、借金をするにせよ、借金の返済の仕方は2パターンに分かれます。
1つ目のパターンは借金に関して嫌悪感を感じている方です。
このタイプの人は、繰り上げ返済をして出来るだけ早期に返済を済ませます。
早期返済をすると支払利息が少なくて済むので、お金を貸した金融会社にとっては上客とは言えないですが、総支払額は少なくなるので賢い返済方法だと言えます。
2つ目のパターンは常に借金状態の人です。
このタイプの人は借金をすることに抵抗がほとんどありません。 そのため、毎月給与から借りたお金の返済をするのですが、借金がさほど減らないうちに別な借り入れをしてしまいます。
こういった方は借入れ元金が減らないので、長期間にわたって利息の支払いを毎月行います。
お金を貸し付けた金融機関にとっては、借金の額は減らないで、毎月利息分の支払いを受け取ることが出来るので上客と言えます。
表現は悪いのですが、返済の総支払額は多額となる返し方なので賢い返済方法とは言えません。
2つ目のパターンに該当する人は、借金を何度も繰り返すのですが、そういった方はなぜ借金癖となっているのかをよく分析する必要があります。
一般的には収入と支出のバランスが悪くて、収入に見合った生活スタイルになっていない為に借金癖となっていることが多いです。
浪費癖があったり、身の丈に合わない贅沢をしていたり、節約を全くしていないなどが考えられます。 借金をする原因を分析して、借金癖から抜け出すことが大切です。
もし、借金をせざる負えない場合には、どうしても借りなければいけない時だけにし、借りる額も必要最小限だけにしましょう。 そして、借入前に具体的な返済プランを立てることが大切です。
借金癖がある人はどんな特徴があるのか
借金癖を直そうとする前に、まずはどんな特徴があるのか見てみましょう。
まず、良く見られるのが見栄っ張りという点です。 お金に困っているなら多少なりとも節約をしてお金を工面すべきなのに、自分の生活水準は絶対に落とそうとはしません。
収入とは見合わない生活をしようとしたり、高級品を身に付けて他人に良く見てもらおうとしたりします。
そしてお金の管理がずさんな人も、借金を繰り返しがちです。 家賃や光熱費、税金など必要な支払いの期日を把握していなかったり、買い物するときに予算を考えなかったりします。
収入と支出のバランスを考えていないので、気が付いたらお金が足りなくなります。
また、嘘をつくことや借金に対してまったく抵抗の無い人は、安易に借金を繰り返しがちです。
ギャンブルをするためにお金を借りるなんて行為もよく見られます。 最初はそうでは無かったけど、何度も借りているうちにマヒしてしまうこともあります。
これらのケースに当てはまり借金がなかなか減らないという人は、自分に借金癖があると思った方がよいでしょう。
借金癖を直すために大事なこと
見栄っ張りのために借金を繰り返している人は、まずは自分の身の丈にあった生活をするよう努力しましょう。
お金が無ければ、毎回飲み会の誘いに乗る必要はありません。 身の回りの物も、不必要にお金を掛けないようにします。 お金が無いのに高級品ばかり持っている方は、不格好だと自覚しましょう。
お金の管理がいい加減な人は、まずは収入と支出をしっかりと管理することから始めましょう。 給料日と支払い日は忘れないように、メモしておきます。
毎月支払わなくてはいけないものは、できるだけ給与受け取りの口座から自動引き落としできるようにして、余ったお金だけで生活するようにします。
借金に対して抵抗感が無くなっている人は、お金が足りなくなってもすぐに借金をしようとしないようにしましょう。
今月の予算がちょっと足りないというならすぐ借りるのではなく、削れる予算から少しずつ回していくのです。 またはアルバイトをするなどして、収入アップを図ります。
足りないからすぐ借りるのではなく、支出を減らすか収入を増やす努力を先にするということが大事なのです。 これを強く肝に銘じ、借金癖を直すようにしましょう。