ETCを借金整理後に利用可能か

自動車で有料道路を走行する場合は、ETCがあると手間が掛からずに便利です。借金整理後にETCを利用することはできるのでしょうか?

ETCカード

ETCは、高速道路などの有料道路を利用する際にとても便利なカードです。

ここでは、借金整理後にETCを利用することが出来るのかについて考えています。

借金の解決方法

ETCとは

ETCとは「Electronic Toll Collection System」の頭文字を取った言葉です。

日本語に訳すと「電子式料金自動収受システム」となります。 高速道路などの有料道路を利用する際に、後払いで自動決済を行うシステムの事を意味しています。

ETCシステムを利用したい車には、ETCカードとETC車載器を搭載します。

有料道路のETC対応料金ゲートを通過することで、車とゲート間で無線通信が行われて、どの場所から有料道路に入ったのか、そしてどの場所で出たのかが瞬時に判断されて利用料金が計算されます。

ETCシステムのメリットは、有料道路の入口と出口で車を停車させなくて良いので時間的なロスを防ぐことができることです。

また、有料道路の利用料金支払いが口座引き落としの自動決済となるので、財布を出し入れして現金支払いをする手間が掛からないことにあります。

(参考)なお、etc.という表現を文章を読んでいるとたびたび見かけると思いますがこちらは「ETC」とは無関係です。 etc.は、エトセトラの略称で「[~など]や[~等]と言った様々なものがありますよ」と言う意味です。

ETCパーソナルカードの利用

ETCシステムを利用するにはETCカードは必須となります。

ETCカードはクレジットカードの一種であるため、発行元は信販会社です。 個人再生や自己破産などの借金整理を行った場合は、クレジットカードと同様にETCカードも利用停止処分を受けるのが一般的です。

そのため、借金整理を行った後は当分の間(5~7年間程度)ETCカードを使う事は出来ません。

ただし、ETCカードの中にはETCパーソナルカードと言うものが存在します。

ETCパーソナルカードはカード作成時に保証金(デポジット)を預託します。 つまり、担保としてETCパーソナルカードの発行会社にお金を預けるわけです。

預託額は有料道路の過去の利用状況(平均利用月額、あるいは年間最高利用月額)で決定され、2万円単位(2・4・6万円など)となります。

このETCパーソナルカードであれば、預託金を預けなければならないという負担は生じますが、借金整理を行った方でも利用することができます。

借金整理後にどうしてもETCを利用としたいという方は、ETCパーソナルカードを利用すれば、従来通りのスムーズな有料道路の通行が可能となります。

▲ このページの上部へ