借りたものは返す、それは当たり前のことです。
恐らく借金をする人のほとんどが、ちゃんと返済をするつもりでお金を借りています。 でも、様々な事情により返せなくなることも考えられます。
もし借金返済できなければ、詐欺になってしまうのでしょうか。
返済困難になっても詐欺にはならない
- お金を借りた時は返せる目処がついていたので、返すつもりはあったけど経済的に苦しくなり返せなくなった
そのような人は世の中沢山おり、こういったケースは詐欺にはなりません。
ただし、借金返済ができなくなっているのに放置してしまうと、債権者側から訴訟を起こされてしまう可能性はあります。
裁判になれば強制執行されてしまい、給料や財産の差し押さえなどをされてしまいます。
そんな事にならないようにするには、返せなくなったと思ったら債務整理をこちらから申し立てることが大切です。
債務整理も色々とあり、返済困難の度合いによって弁護士を立てた方がいいものと自分で簡単にできるものがあります。
どうしたらいいのか分らないという人は、弁護士に無料相談をしてみるのもいいでしょう。
最初から返すつもりがないのに借金！これは詐欺
返すつもりが無いのに借金をする行為は詐欺です。 借金は「いついつまでにこれだけの金利手数料を含めて返します」という契約を交します。
つまり返済意志がないのに借金の契約をするのは、相手を騙していることになるから詐欺なのです。
詐欺は刑事事件になるので警察が介入します。 もし詐欺事件として立件されて有罪が確定されれば前科がついてしまいます。
重要なのは返済意志、そして嘘です。 借りた時に返済意志が無いと判断されたり、悪質な嘘が発覚すれば詐欺と判断されてしまうこともあるので注意する必要があります。
どんなときに詐欺になる？
具体的にどのような時に詐欺になるのかを見てみましょう。
- 自己破産費用として借入後、即破産手続き
- 無職なのを正社員と偽って借金
問題なのは借りる時に収入がなく借金返済する目処が一切立たないという点と、自己破産して借金を踏み倒してしまおうという点です。
これではやはり返済意志がないと判断されてしまいます。 どんなに本人が口先で返すつもりはあったといっても難しでしょう。
また他人になり済まして借金をしたり、前の職場の経歴を偽って申告してしまう行為も、詐欺罪が適用されることがあります。
借金するときに交わす契約書等に虚偽の情報を記載してしまうと有印私文書偽造になるので、この点も気をつけましょう。
