家計を見直しして無駄を削減
最初の段階で考えるべきことは、家計を見直すことです。
何か無駄なものがないか、収支を整理して見直してみましょう。 外食やレジャーなど使い過ぎているものがあれば、財布のひもを締め直してみましょう。
家計簿をつけて家計を見直せば、支出を減らして借金返済へ回すことができます。 家計を見直してもあまり支出を減らせない場合は、どうにか収入を増やせないか考えてみましょう。
例えば奥様がパートに出る、ご主人が副業を始めるなど、いくらでも方法はあるはずです。
任意整理で利息の減額
家計の見直しだけで解決できない場合は、債務整理を考えましょう。
特に住宅ローン以外の借金がたくさんある人は、債務整理が必要です。 債務整理の中でも任意整理は裁判所を介さず手続きができるため、非常に手軽です。
ただし、任意整理は将来の利息をカットできるものの、元金を減らすことはできません。 残った元金を原則3年以内で返済できる見込みがある人に向いています。
その他には個人民事再生という方法もありますが、こちらも残った借金の返済をし続けることができる人のみ手続きができます。
任意売却で家を売る
任意整理や個人民事再生でも返済の見込みがないなら、残念ながら家の任意売却を考えましょう。
任意売却とは、ローンが残っている不動産(土地や家屋)を売ることを指します。
家の売却代金が住宅ローンの残債より上回っていれば、家を売ることで住宅ローンの借金を完済できます。 家は失ってしまいますが、毎月の住宅ローン支払いからは解放をされます。
もし、家の売却代金が住宅ローンの残債よりも下回る場合には、不足分を支払う必要があります。 家を売却したとしても残った借金の額が大きいのであれば、任意売却以外の別の対処方法を考える必要があります。
最後は自己破産
任意売却をしても借金が多く残ってしまい、その返済ができない場合は自己破産しかないでしょう。
自己破産をすれば全ての借金の返済義務が無くなりますが、しばらくはクレジットカードも持てませんし、ローンも組めません。
しかし、多額の住宅ローンとその他の借金返済から抜け出すためには、自己破産が残されているのです。
家計の見直しや任意整理、家の任意売却でも借金問題が解決できないなら、自己破産することを真剣に考えてみましょう。