少額負債の場合
少額負債の方は、そもそも借入額が少ないはずですから、毎月の支払額もさほど多くはないはずです。
そのため、借金返済が困難と言うような深刻な状況には陥っていないはずです。
たぶん、ほとんどの方は生活費に余裕を持たせて毎月の支払を行っているのではないでしょうか。 借金と言う物は、その性質上、返済期間が長ければ長いほど、トータルの利息支払い額は増えます。
毎月ちょっとずつ支払って、長い期間を掛けて完済をしたのでは損をしてしまうという事です。
だから、毎月借金の支払いをしていても生活に余裕があってお金が残るという方は、ある程度の額が貯まった時点で借金の繰り上げ返済をしましょう。
また、夏冬のボーナスを貰える方は、ボーナスを貯金するぐらいなら、返済にあてましょう。 とにかく、一刻も早く返すという事が大切になります。
ここで注意すべき点はATMを使って返済を行っている場合です。 もし、利用手数料が有料なら、繰上げ返済はこまめにするのではなく、まとめて一度に行う様にしましょう。
今はキャッシングでも低金利となっています。 仮に5万円を実質年率18%で借りたとしたなら、1日に付く利息は約25円です。
ATM手数料が有料の場合は、利用金額により異なりますが、大体1回の利用で100~200円程度が相場です。
こまめに繰り上げ返済をしていたら、この手数料代がバカにならない額となることがお分かり頂けると思います。 だから、繰り上げ返済をする場合は、まとめて一気に返した方が良いのです。
多額の負債がある場合
多額の借金がある人は、まず自分の収入でお金を返すことが可能なのかを把握する必要があります。
自分の収入で当初の返済計画通りにお金を返すことができる場合は、少額負債の場合と同様に繰り上げ返済を出来るだけ行うようにして、 少しでも早く借りたお金を返し終える様にしましょう。
もし、自分の収入では返すことができない額の負債があるなら、借金返済のコツは債務整理を専門に扱っている法律事務所に相談をすることです。
自分一人では解決不能な状態にあるので、法律のプロの力を借りる必要があります。
一般的には、返済不能状態なら、法律のプロの協力を得て債務整理をすることになります。