日本のお金が原因となった自殺数
日本では、毎年約3万人もの方が自殺をするそうです。
その中の約1/3の方が遺書を残しています。 最も多い自殺原因は「病気」で約4割、その次に多いのが「多額の負債や失業などによる生活苦」で約3割の方が該当をしています。
つまり、日本では毎年約1万人もの方がお金が無いことによる経済的理由で自殺をしているという事です。
借金まみれによる影響
多額の負債を背負ってしまって、それが返せないとなるとどの様なことが起こるか。 まずは、家庭内不和が起こり、夫婦仲が悪くなってしまいます。
それもそうですよね。 旦那、あるいは奥さんが多額の借金を作ったとなると、パートナーとしては不安でたまらないはずです。
その借金のおかげで、生活苦がずっと続くと考えると借金を作った相手を責めたくなるのは止む負えないような気もします。 夫婦仲が悪くなった結果、最終的に離婚をしてしまうという事も多いです。
また、家などの財産を持っていた場合には、借金の返済のためにその財産は処分されることになります。 つまり、財産は何もない状態になる可能性が高いです。
家を処分された結果、全ての借金を返すことができればよいのですが、そうならずに、一部の借金は残ってしまう事が多いです。 すると、無一文状態なのに、借金だけが残ることになります。
自殺をして生命保険で借金を支払う
自分が自殺をすれば、生命保険からお金が入る。 そのお金で借金を返せるはずだと考えている方もいるかもしれません。
ですが、生命保険会社は保険金目当ての自殺を防ぐために契約時に保険金の免責事項に同意をさせているはずです。
一般的には、「保険の開始日から2年以内の自殺に対しては死亡保険金は支払わない」と言うものです。
生命保険目当てで自殺をしてもお金が支払われないことがあるという事です。 自殺をすることで死を持って借金の償いをしようと思ってもできないことが多いです。
ですから、自分の死亡保険金でお金を返そうなんて考えてはだめです。 自殺をしても保険金が降りなくて本当に無駄死にとなってしまう可能性が高いです。
自殺を考えるぐらいならリスタートを
借金で自殺を考えてしまう方は、基本的に性格が真面目なのだと思います。
日本には多額の負債を背負って返すことができない人を救うための法律がしっかりと用意されています。 具体的には、法的に破産を宣告して、負債の免除を裁判所に申請することです。
自殺は結局は人生からの逃げ、現実逃避です。 人生から逃げるのではなくしっかりと現実を見つめて、返せない借金なら法的な破産宣告手続きをして人生を再スタートさせるべきです。