借金返済計画表作成のすすめ
社会人たるもの分別のある大人なので、借りたお金は耳を揃えて元本に利息分をプラスしてきっちりと返済する義務があります。
そうは言っても、人の性格は様々で何事に於いても几帳面で繊細な計画を立てる人もいれば、ズボラでその場しのぎで無計画に過ごしているという方もいます。
どんな事に対しても計画的な性格の人は良いのですが、そうでない人は必ず借り入れした借金に対して返済計画を立てるようにしましょう。
返済計画があれば、あとどれぐらいで完済できるなどの現状把握が明確にわかるため、返済を続ける際の励みとなるし、ゴールが見えているので返済に対するモチベーションも継続させることができます。
具体的な作成の仕方
計画を立てるには、まずはデータ収集から始めましょう。
この集めたデータに誤りがあると、正確な結果を得ることができないので、集めたデータの真偽はよく確認する必要があります。
揃えるデータとしては、「借金残高」、「貸付金利」、「自分の毎月の収入やボーナス時の収入」、「毎月の返済額」、「もしいつまでに完済すると決めているなら返済終了予定年月」などがあります。
計算方法としては、電卓で月単位の計算を行い、それをノートやメモ帳に書き留めて行きます。 そして、見やすいように最後に大きめの紙に表としてまとめるという方法があります。
また、電卓を使った手計算の方法でも良いのですが、もしパソコンでエクセルなどの表計算ソフトを使えるなら、それを用いた方が楽です。
表計算ソフトとは、あらかじめ区切られた表の中に必要なデータと計算式を記述することにより、自動で複雑な計算結果を算出してくれるソフトの事です。
表計算ソフトなら簡単に結果を得ることができるし、計算ミスなどを見つけた場合には修正も早く終えることができます。
表計算ソフトは、会社の売り上げ計算や家計簿の計算などの様な数値データの四則演算(加減乗除)の処理に向いているプログラムです。
そのため、借金返済の計画表作りも表計算ソフトを使えば素早く作成をすることができます。
エクセルの最上部タブの「活用しよう!エクセル」→「見本」をクリックするとオンラインで無料テンプレートを取得することができます。
無料テンプレートには、「管理表」や「スケジュール」などのカテゴリがあるので、自分が使い易そうなテンプレートを探してきて、それを流用するというのも良いでしょう。
計画表を立てたなら、それで満足せずに計画表通りに実行をするという事が大切です。
部屋の中の目につきやすい所に返済計画表を貼り出すようにして、実行できた部分にはチェック印を入れるなどすれば計画の進行状況が分かって返済のモチベーションアップにもつながります。