自分だけでは借金返済ができそうもない。
かといって親や兄弟などの身内に頼るのも情けない。 そんな時に頼りになるのが債務整理を専門に手掛けている法律事務所です。
でも、借金解決の仕事を弁護士の先生に頼んだら、高額な報酬を請求されそうと躊躇する方も多いと思います。
借金返済ができなくて悩んでいるのに、弁護士報酬まで払うなんてとんでもないと思っている方もおられるはずです。
ここでは、借金の無料相談に関しての説明と、債務整理の際に必要となる弁護士費用について解説をしています。
借金解決は無料相談の利用からスタート
一口に債務整理と言っても、借金問題を解決する方法には大まかに以下の4種類があります。
- 「任意整理」：債権者と個別に借金返済の交渉をする方法
- 「個人民事再生」：住宅ローン以外の借入金を１/５程度にし、３年以内に完済する方法(自宅を手放さなくて済む方法)
- 「特定調停」：簡易裁判所で仲裁役の調停人を交えて借入金の返済条件を軽減する方法
- 「自己破産」：裁判所で自己の財産を処分する代わりに、債務の全額免責を認めてもらう方法
借金に関する法律的な知識がなければ、どの債務整理方法の手続きがベストなのかを判断するのは難しいです。
ですので、借金返済が難しい状況となっている方は、まずは債務整理の無料相談を受けて、自分の借金状況を相談員の方に説明しましょう。
そうすれば、債務整理をするのであれば、どの解決方法がベストなのかを教えてもらうことができます。 相談料は掛からずタダで出来るので、気軽に利用をしてみることです。
ほとんどの場合、住所や氏名を明かさずに匿名で相談に乗ってもらうことができます。
弁護士に仕事依頼した場合の費用
かつては弁護士法の第33条に「弁護士報酬の標準規定」があり、弁護士費用はどの法律事務所に依頼してもほぼ一律となっていました。
この弁護士報酬の標準規定は、2004年に規制緩和の一環として撤廃をされました。 これにより、弁護士報酬は法律事務所ごとに任意に決めることができる様になり、報酬は完全自由化されました。
このため、現在では法律事務所ごとに仕事に対する報酬額が異なっています。
報酬額が法律事務所ごとに異なると、仕事を依頼する側はかえってどこに依頼をすれば良いかわからなくなると思います。
仕事を依頼する目安としては、借金問題を解決したい場合は、債務整理を専門に扱っている法律事務所に依頼をすることです。
２～３社ぐらいの法律事務所に仕事依頼をした場合の総費用の見積もりを出してもらいましょう。 そうすれば、自分の借金を整理してもらった場合に掛かる報酬額の相場がどれぐらいなのかを把握することができます。
また、一般的には報酬は分割払いをすることができます。 仕事を依頼する際に、着手金をすぐに用意できないという方は分割払いの利用を検討すると良いです。
